中学受験でも高校受験、大学受験でも偏差値はとても重要な要素といわれてきました。高校、大学では合格の指針となるものですが、中学受験ではそうもならないような状態になってきました。ここ数年、私立有名中学や難関校、御三家と呼ばれる学校の多くが、珍問ともとれるような個性的な記述式問題を出すようになったので、偏差値を導き出す模試との出題問題の違いが大きく、そのため偏差値はそれほど当てにならないといわれているのです。

偏差値というのは模試を受けた受験生全員の得点について、全体平均値が50とした場合に標準偏差が10として数値を割り出したものです。模試を受けた受験生が少なければ数値も変わってきますし、成績がいい生徒数が多い状態の模試の中で普通の生徒が模試を受ければ、偏差値は低くなりますし、逆に成績が振るわない生徒が多い中、普通の生徒が模試を受ければ、偏差値が高くなります。こうして考えると、やはり偏差値というのは大きな指針となるものじゃないと考えられます。

特に最近は受験問題と模試の問題があまり一致しないといわれていますので、志望校設定の際に、偏差値を信じすぎるのはよくないといわれています。ここ数年の私立中学などの出題傾向を見ると、より一層、偏差値は補足程度と思っておく方がいいと考えられます。